朝日にいちばん近い街、北海道根室市にて。


世紀越えをきっかけに観光振興をはかろうとする企画が目白押しなのはご存じですか。豪華客船で日付変更線の真上に停泊し2000年を迎えようというツアーは大人気です。日付変更線のすぐ西側にあるトンガ王国も観光振興の起爆剤として2000年をとらえています。
2000年の初日の出を日本最東端で見ることができる根室市も、世紀越えを観光振興につなげようと考えています。
そこで私は、朝日のいちばん近い街、北海道根室市のために何かご協力をしたいと考えて、根室市商工観光課の方々とともに、世紀越えイベントについて話し合いながら1996年から1997年への年越しをしました。
その現地レポートを発表します!(右写真:「朝日にいちばん近い街」)
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1996年12月30日、ご用納めのその日、根室市役所の観光担当の方々のところにお伺いました。私と観光担当者の方々は、世紀越えイベントを観光振興に結びつけるにはどうしたらよいかを話し合いました。
1999年最後の夕日が見られる日本最西端の沖縄県与那国島との連携しよう、全国に約18,700ある商店街と共同でキャンペーンの展開しようなどなどと提案しました。その日は、市内のお店で一緒にお食事をし、根室市特産の花咲ガニなど、海の幸が大集合、本物の味に大満足。その日は、根室市内のホテルに泊まりました。
1996年12月31日の朝、市役所の観光担当の金田さんがホテルに迎えに来てくれました。車で日本最東端の納沙布岬にむかいました。青い空、澄んだ空気、海の向こうには北方領土が見えてきました。根室市では納沙布岬の初日の出を地域資源として毎年地域イベントを開催しています。現地視察をし、世紀越えイベントがどうしたら盛り上がるかなーなどと考えながら、1996年の最後の夕日を大平原で眺めました。なんと、日没は、15時52分です。1996年の最後の夜、私は日本最東端の宿「民宿ノサップ」に泊まりました。(右写真:「日本最東端の燈台」)
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1997年1月1日、年越しの瞬間を「民宿ノサップ」で迎えた後、しばらくすると、納沙布岬を舞台にイベントが行われました。鉄砲汁(花咲ガニを使った味噌汁)サービス、ビンゴゲーム大会、根室太鼓競演、初日の出にあわせた花火の打ち上げなど、日本最東端で迎える初日の出を地域資源としてイベントを展開していました。日の出は、6時50分でした。
市役所の観光担当の金田さんと、「これが世紀越えイベントの出発点ですね。」と3年後の2000年・ミレニアムの歴史的瞬間(ピース2000倶楽部では大世紀越えの歴史的瞬間と呼んでいます)に思いを馳せました。(右写真:「マスコミ大集合」)
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ところで、1999年〜2000年の大世紀越えの歴史的瞬間と2000年〜2001年の世紀越えの歴史的瞬間のどちらにワクワクしますか。ちなみに、右写真は1997年に日本最東端・根室市納沙布岬で見た初日の出です。
レポーター:ピース2000倶楽部田邊大輔
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注)日本最東端は南鳥島ですが、南鳥島は一般住民の居住がありません。

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